大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 炎症性腸疾患患者の地域医療連携に関する実態調査
実施期間 2019年9月30日まで
研究機関 大阪大学 消化器内科学
主任研究者 竹原 徹郎(大阪大学消化器内科学・教授)
研究目的 炎症性腸疾患(IBD)の患者数は増加傾向にありますが、依然原因が不明で根治治療のない難治性疾患であり、大学病院等での専門的加療を要する患者さんが多くいらっしゃいます。一方で、IBD患者は若年・壮年層に多いことから、自宅に近くて待ち時間の少ない診療所への通院ニーズも高いのが現状です。そこで今回、当院に定期通院中のIBD患者さんについて、その紹介元の施設規模や、連携施設への通院状況を調査することで、IBD患者の通院治療に対するニーズを検討し、現状における地域医療連携の実態を把握することを目的としてこの研究を行います。
対象 本研究は2013年1月1日から2018年9月30日までに大阪大学医学部附属病院消化器内科に定期通院歴のあるIBD患者さん(クローン病、潰瘍性大腸炎)を対象とします。
研究方法 当院の電子カルテより患者さんの診療情報(性別、発症年齢、現年齢、紹介を受けた年齢、疾患名、病型)や紹介元施設に関する情報(規模、当院との距離、発症から紹介までの期間、紹介の目的)、通院状況(当院の通院状況および期間、紹介元への通院継続の有無や重複通院の期間、他の施設への通院の有無や重複通院の期間、処方の分担)について、後ろ向きに調査させていただきます。
利用する者の範囲 大阪大学消化器内科学において、大阪大学医学部附属病院のデータを集計・解析させていただきます。
試料・情報の管理について
責任を有する者の
氏名または名称
大阪大学消化器内科学 新崎 信一郎(講師)
プライバシーの
保護
本研究では大阪大学医学部附属病院にて通院中の炎症性腸疾患患者さんを研究対象とします。プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。また、ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合は、2018年11月30日までに担当医もしくは下記までご連絡ください。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 新崎 信一郎(講師)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)