大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 炎症性腸疾患患者に対するヘリコバクター・ピロリ除菌の安全性に関する後方視的検討(SPIRAL study) |
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実施期間 | 2017年9月30日まで |
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研究機関 | 大阪大学 消化器内科学 および以下の施設 JA北海道厚生連 札幌厚生病院 IBDセンター 北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 大阪市立大学 消化器内科 滋賀医科大学 消化器内科 京都大学 消化器内科 東邦大学医療センター 佐倉病院 消化器内科 東京医科歯科大学 消化器内科 東京山手メディカルセンター 炎症性腸疾患内科 |
主任研究者 | 新崎信一郎 |
研究目的 | ヘリコバクター・ピロリ(以下HP)は、ヒトなどの胃に生息するらせん型のグラム陰性微好気性細菌であり、萎縮性胃炎や胃がん等との強い関連が報告されている。近年の腸内細菌解析の進歩により、腸内細菌叢の変化が炎症性腸疾患(以下IBD)の疾患発症及び増悪に関連する可能性が検討されているが、いまだIBD患者に対するHP除菌療法の影響について報告はない。そこでHP除菌療法を行ったIBD患者の臨床的疾患活動性を多施設共同にて後方視的に収集し、IBD患者に対するHP除菌療法の安全性について検討する。 |
対象 | 選択基準: <除菌群> ・IBDの診断後に一度でもHP除菌療法を行った症例 ・16歳以上の症例(除菌例は除菌療法施行時年齢が16歳以上) ・2015年6月末日までにHP除菌薬投与を完了した症例 ・複数回除菌した場合は、除菌の都度エントリー可能 <非除菌群> ・除菌群症例の除菌日以降に診察した連続する患者の中から、除菌群症例の次に以下の条件にマッチしたIBD患者(HP statusは問わない) 病名、年齢(±10歳)、性別、罹病範囲、重症度 除外基準 特になし 目標症例数 当院30例、全体300例 |
研究方法 | 当院ふくめ各施設において所定様式の症例ファイルに、個人情報を含めない形で症例データを入力します。研究代表施設(大阪大学)に症例ファイルを提出し、データを集積したうえで、累積治療継続率等に関する解析を実施します。 |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、2016年8月31日までに下記までご連絡ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 新崎 信一郎(講師) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


