研究課題	十二指腸乳頭部腫瘍に対する診療成績

実施期間	2023年3月31日まで
研究機関	大阪大学　消化器内科学
主任研究者	竹原徹郎(大阪大学消化器内科学・教授)
研究目的	十二指腸乳頭部癌に対する標準治療は外科的切除（手術）ですが、表在癌・腺腫病変に対しては内視鏡的乳頭切除も治療選択肢となっています。しかし、いずれの治療も高度な手術侵襲を伴うので、腺腫病変においては経過観察を選択する場合も実際には存在します。しかし、経過観察中に癌に進展する場合も経験します。 本研究の目的は、当院において十二指腸乳頭部腫瘍と病理学的に診断された方のデータを収集し、どのような病変に内視鏡的乳頭切除が適当か、どのような方が癌に進展しやすいかなどを明らかにすることを目的としています。
対象	大阪大学医学部附属属病院において、2008年1月より2018年12月の期間に当院の病理検査で十二指腸乳頭部腫瘍（異形上皮・腺腫・腺癌）と診断された方
研究方法	大阪大学医学部附属病院の電子カルテより、下記の情報や試料を収集します。収集したデータや手術で摘出した組織の解析を行うことで、悪性症例の特徴や経過観察された場合の予後を評価します。 情報：カルテ番号、病歴（現病歴・併存疾患・既往歴・家族歴・嗜好歴）、転帰、診断名、病理所見、手術所見、内視鏡的逆行性胆管造影検査・超音波内視鏡検査・腹部CT・腹部MRI検査といった画像検査所見及びCEA・CA19-9等の血液データ等 試料：手術で摘出した組織等
利用する者の範囲	大阪大学消化器内科において集積したデータを利用、解析します。
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称	大阪大学消化器内科学　重川　稔（助教）
プライバシーの 保護	プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ご自身のデータを使ってほしくないとお考えの場合は、2019年6月31日までに下記にご連絡ください。
本研究に関する 問い合わせ先	本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありま＜せん。 ＜照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先＞ ・担当者の所属・氏名：大阪大学消化器内科学　重川稔（助教） ・電話番号：06-6879-3621 ・住所：565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15