大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 胆管狭窄経過観察症例の特徴及び悪性化に関する 後ろ向き臨床研究 |
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実施期間 | 2018年3月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学 消化器内科学 |
主任研究者 | 竹原 徹郎 (大阪大学消化器内科学・教授) |
研究目的 | 胆管狭窄をきたす疾患として、胆管癌など悪性疾患の鑑別診断は必須と考えられますが、広く行われている胆管擦過細胞診の感度は30-42%と満足いく成績ではなく、日常診療では硬化性胆管炎などの良性胆管狭窄との鑑別に難渋することも多いです。本研究の目的は、胆管狭窄に対する精査までの期間の妥当性や悪性疾患の病理診断率を検証するとともに、経過観察可能な良性胆管狭窄の臨床的・画像的特徴を悪性胆管狭窄症例と比較検討し、その特徴を明らかにすることです。 |
対象 | 大阪大学消化器内科において、2009年4月より2015年12月の期間に胆管狭窄と診断された患者さんです。 |
研究方法 | 大阪大学医学部附属病院の電子カルテより、IDや生年月日など個人を特定できる項目を除いて収集します。病歴(現病歴・併存疾患・既往歴・家族歴・嗜好歴)、転帰、診断名、病理所見、手術所見、内視鏡的逆行性胆管造影検査・超音波内視鏡検査・腹部CT検査といった検査所見及びCEA・CA19-9等の血液データなどについて収集します。収集したデータを用いて悪性症例の特徴に関連する因子について解析を行います。 |
利用する者の範囲 | 大阪大学消化器内科において集積したデータを利用、解析します。 |
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称 |
大阪大学消化器内科学 重川 稔(助教) |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ご自身のデータを使ってほしくないとお考えの場合は、2017年8月31日までに下記にご連絡ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 重川 稔(助教) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


