大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 |
超音波内視鏡下穿刺吸引生検法における側孔付25G針の 膵内分泌腫瘍の悪性度評価に対する有用性を検討する 多施設共同前向き研究 |
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実施期間 | 2019年2月28日まで |
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研究機関 |
大阪大学、近畿大学、京都府立医科大学、関西医科大学、 大阪国際がんセンター、神戸大学、大阪医科大学、大阪市立大学、 大阪市立総合医療センター、ベルランド病院、北野病院 |
主任研究者 | 竹原 徹郎 (大阪大学消化器内科学・教授) |
研究目的 | この研究は超音波内視鏡下吸引生検法(EUS-FNA)を行う際の穿刺針として、側孔付25G針を選択した上で、膵内分泌腫瘍が疑われる病変に対するEUS-FNA病理診断および悪性度評価における有用性を評価する臨床研究です。 |
対象 |
大阪大学消化器内科において,画像診断で膵内分泌腫瘍が疑われる患者さんが対象となります。2016年4月15日より実施しており、当院の目標症例数は3例 (全施設目標症例数30例)です。 |
研究方法 | 膵内分泌腫瘍が疑われる患者さんに対して、病理診断目的にEUS-FNAを施行します。穿刺針は側孔付25G針を用います。膵内分泌腫瘍を疑う病変に対するEUS-FNAでは確実な組織診断のために十分な検体量を得ることが必要であるため、病変部位を複数回穿刺し、病理検体を採取します。この研究では複数回の穿刺のうち1回目の穿刺で得られた検体は、ホルマリン容器に保存し、容器を匿名化した上で、京都府立医科大学病理部に送り、同病院にて病理診断および悪性度診断を行います。2回目以降に採取された検体は、大阪大学附属病院において病理診断を行います。精査の結果、外科手術を受けることになった場合は、EUS-FNAで得られた検体と切除した検体の膵内分泌腫瘍の悪性度評価を比較検討します。そのほかEUS-FNAの手技完遂率、適正検体採取率、合併症発生率についても検討します。 |
利用する者の範囲 |
近畿大学消化器内科において、当施設も含め参加施設から得られたデータを 利用、解析します。 |
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称 |
大阪大学消化器内科学 重川 稔(助教) |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 重川 稔(助教) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


