大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | C型慢性肝疾患に対する抗ウイルス療法に伴うB型肝炎ウイルス動態の検討 |
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実施期間 | 2021年3月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 |
主任研究者 | 竹原 徹郎・大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学・教授 |
研究目的 | HBV既感染患者においてC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス療法がde novo肝炎を惹起する可能性がありますが、C型肝炎治療におけるHBV再活性化については頻度や関連因子など不明な点が多いです。本臨床研究ではHBV既感染患者のC型肝疾患における抗ウイルス療法に伴うHBVの変動の実態を明らかにすることを目的とします。 |
対象 |
本計画承認時までに当院において、以下の適応基準を満たし、HBc抗体陽性またはHBs抗体陽性のC型慢性肝疾患患者で、HCV選択的抗ウイルス剤(direct acting anti-virals: DAAs)療法が施行された患者のうち、以下の臨床研究に同意が得られた患者を対象とします。 1) 消化器疾患患者に由来する余分血清の保管 2) Genotype1型C型慢性肝疾患に対するダクラタスビル・アスナプレビル療法の治療効果ならびに安全性についての検討 3) Genotype2型C型慢性肝疾患に対するソホスブビル・リバビリン療法の治療効果ならびに安全性についての検討 4) Genotype1型C型慢性肝疾患に対するレジパスビル・ソホスビル療法の治療効果ならびに安全性についての検討 5) Genotype1型C型慢性肝疾患に対するパリタブレビル・オムビタスビル療法の治療効果ならびに安全性についての検討 |
研究方法 | 患者背景、DAA治療薬の抗ウイルス効果などのすでに収集された情報を用い、ウイルス学的検査(HBs-Ag、HBs-Ab、HBc-Ab、HBコア関連抗原、HBV-DNA)を保存血清を測定して検討を行います。 |
プライバシーの 保護 |
本研究では対象患者さんのすでに収集された診療情報(検査結果のデータ・画像等)や保存検体のみを研究対象とします。 プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、2017年3月31日までに下記までご連絡ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 阪森 亮太郎(助教) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


