大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 転移性肝腫瘍に対するRFA施行症例の集積 -多施設共同研究- |
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実施期間 | 2019年3月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 および以下の関連施設 国立病院機構大阪医療センター 消化器科、 国立病院機構大阪南医療センター 消化器科 国立病院機構南和歌山医療センター 肝臓内科、 大阪労災病院 消化器内科 関西労災病院 消化器内科、 大阪警察病院 消化器内科 大阪府立成人病センター 肝胆膵内科、 大阪府立急性期・総合医療センター 消化器内科 公立学校共済組合近畿中央病院 消化器内科、 国家公務員共済組合連合会大手前病院 消化器内科 大阪厚生年金病院 内科、 県立西宮病院 内科 箕面市立病院 消化器内科、 市立池田病院 消化器内科 市立伊丹病院 消化器内科、 市立豊中病院 消化器内科 市立吹田市民病院 内科、 市立芦屋病院 内科 西宮市立中央病院 内科、 八尾市立病院 消化器内科 東大阪市立総合病院 消化器内科、 住友病院 消化器内科 NTT西日本大阪病院 消化器内科、 大阪府済生会千里病院 消化器内科 大阪回生病院 消化器内科、 市立貝塚病院 消化器内科 なお,本研究の進行にともない,共同研究機関と研究分担者が追加されることがあります。 |
主任研究者 | 竹原 徹郎・大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学・教授 |
研究目的 | 転移性肝癌に対する治療には、原発巣や他の転移性腫瘍のコントロールが図られた場合、外科的切除などの局所治療が選択肢にあげられますが、転移性肝癌は多発することが多く、また年齢や化学療法などにより耐術能が十分とは言えない症例では肝切除術を行えないのが現状です。近年、ラジオ波焼灼術(RFA)は、その高い局所制御能から肝癌に対する根治性の高い治療法として用いられており、転移性肝癌に対してもRFAが有効とする報告は少なくありません。すでに欧米では、RFAは肝細胞癌よりも転移性肝腫瘍、特に切除不能の大腸癌肝転移に対して行われ、長期成績も報告されております。しかし、本邦において多数例を解析した報告はなく、様々な癌種からの転移性肝腫瘍に対する有用性については不明です。本研究では転移性肝腫瘍に対してRFAが施行された症例を後ろ向き、前向きに集積し、その有用性を明確にすることを目的とするものです。 |
対象 |
本計画承認後から2019年3月31日までの5年間に、当院ならびに分担施設において、RFA治療を施行された転移性肝腫瘍患者、及び、本計画承認時までに当院ならびに分担施設においてRFA治療を施行された転移性肝腫瘍患者様を対象とします。(20歳以上の症例を対象とします) 予定症例数:当院20例、全体合計100例 |
研究方法 |
当院ならびに分担施設においてRFAが施行された転移性肝腫瘍症例を後向き・前向きにデータベースに登録します。登録項目はカルテ調査を行い、患者背景因子、患者血液検査所見(RFA施行前)、腫瘍因子(RFA施行前)、治療因子、予後をデータベースに入力します。 集積した症例において、全生存率、無再発生存率に寄与する各種臨床因子をログランクテストやCox比例ハザードモデルにて解析を行い、RFAによる治療効果の詳細な検討を行います。なお、分担施設における入力データは当院のデータベースに保存するため、各分担施設で連結可能匿名化を行った上で、パスワード保護された電子記憶媒体を介して郵送で当院に送付されます。 |
プライバシーの 保護 |
本研究では大阪大学および関連施設にてRFA治療を行った転移性肝腫瘍患者様を研究対象とします。 プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、2014年9月1日までに下記までご連絡ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 阪森 亮太郎(講師) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


