大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 膵癌・胆道癌疑い患者に対する、Convex型超音波内視鏡を用いたnonbacterial thrombotic endocarditis、左房内血栓の検出頻度についての前向き観察研究 |
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実施期間 | 2020年3月31日まで |
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研究機関 |
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学・循環器内科学 |
主任研究者 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原徹郎 |
研究目的 | Convex型超音波内視鏡(EUS)は膵臓、胆管、胆嚢などを詳しく観察したり、超音波内視鏡下穿刺吸引法による病理学的診断を行ったりすることで、膵癌や胆道癌が疑われる患者さんの診断や治療方針の決定に大きく役立っています。EUSでは感染を伴わない心臓弁への付着物(nonbacterial thrombotic endocarditis (NBTE)が起こりやすい心臓弁(僧房弁・大動脈弁)や左房の観察が可能であることから、EUS施行時に心臓観察を行うことでNBTEや左房内血栓が指摘出来る可能性があります。本研究では、精密検査としてEUSを行う際に、NBTEや左房内血栓がどの程度見つかるのか、について明らかにすることを目的としています。 |
対象 | 膵癌・胆道癌疑いで精査目的にEUS施行予定となった患者さんが本研究の対象となります。予定症例数は250 例です。 |
研究方法 | 膵癌・胆道癌疑いで精査目的にEUS施行予定となった患者さんより、書面にて同意取得します。EUSの際には、部位別描出率、NBTEや左房内血栓などの病変の有無、左室収縮能などを内視鏡専門医が評価します。保存した画像については循環器専門医にもご確認を頂き評価を行います。ご同意頂いた入院患者さんにつきましては、EUSでの心臓観察に加えて、入院中にポータブルの経胸壁心エコーでも左室収縮能を確認させて頂きます。 |
利用する者の範囲 | 大阪大学大学院医学系研究科の単施設研究です。 |
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称 |
大阪大学消化器内科学 池澤 賢治 |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 池澤 賢治 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


