大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 日本人炎症性腸疾患患者におけるCOVID-19感染者の多施設共同レジストリ研究
実施期間 2022年12月31日まで
研究機関 大阪大学 竹原 徹郎 教授
札幌医科大学 仲瀬 裕志 教授
他、炎症性腸疾患研究班参加施設
研究代表責任者 大阪大学主任研究者
 大阪大学 竹原 徹郎 教授
グループ代表者・研究統括責任者
 札幌医科大学 仲瀬 裕志 教授
研究目的 現在、国際的に急速に蔓延している重度の新型コロナウイルスに罹患し、その結果として生じるコロナウイルス病(COVID-19)が問題となっています。炎症性腸疾患(Inflammatory bowel disease: IBD)は若年に発症し、慢性腸管炎症を主体とする疾患ですが、IBD患者では免疫抑制治療を必要とすることが多く、腸管上皮には新型コロナウイルスの侵入に関わるレセプターの発現を認めるため、SARS-CoV-2感染がIBDの臨床経過に影響を及ぼす可能性が示唆されます。本研究では、COVID-19感染日本人IBD患者のレジストリーを構築し、IBD患者におけるCOVID-19感染率、及びCOVID-19感染がIBD患者の臨床経過に及ぼす影響を明らかにすることを目的として多施設共同研究を行います。
対象 2020年1月1日から2021年12月31日に大阪大学医学部附属病院においてCOVID-19に対する通院や入院を行った患者さんを対象とします。
研究方法 大阪大学附属病院消化器内科に通院もしくは入院中の炎症性腸疾患患者さん(潰瘍性大腸炎、クローン病、分類不能型腸炎、腸管ベーチェット病、単純性潰瘍)の中で、新型コロナウイルスによるCOVID-19を2020年1月1日から2021年12月31日までに発症した患者さんを研究対象者とします。なお、症状を伴わないものの新型コロナウイルスへの感染を認めた「無症状病原体保有者」も対象とします。
 5-1 選択基準
  ・COVID-19に対する通院や入院が終了した患者さん
 5-2 除外基準
  ・年齢基準は設けない
  ・本研究の参加を希望されない患者さん
  ・研究責任者が研究対象者として不適当と判断した患者さん
利用する者の範囲 札幌医科大学医学部 消化器内科学、医療統計学
試料・情報の管理について
責任を有する者の
氏名または名称
大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学・准教授・飯島 英樹
プライバシーの
保護
すべての個人情報については、法律や倫理指針に基づき、情報保護とプライバシー尊重の原則を遵守いたします。あなたの診療情報は、氏名、住所など個人情報を特定できない形で札幌医科大学で集約し,解析の上公表いたしますが,個々人の情報別に示されることはありません.
試料・情報が本研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方が研究参加を拒否される場合は、研究対象から取り除きますので、以下の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。なお、お申し出をいただいた時点で、既に解析が進んでいる場合や論文化されている場合には、研究対象から取り除くことができない場合があることをご了承ください。
本研究に関する
問い合わせ先
機関名:大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学
氏名、職名:准教授・飯島 英樹
住所:大阪府吹田市山田丘2-2
電話:06-6879-3621