大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 消化器内視鏡に関連した偶発症の全国調査
実施期間 2021年6月30日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原徹郎
研究代表責任者 日本消化器内視鏡学会 医療安全委員会 担当理事、獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 主任教授 入澤篤志
研究目的 消化器内視鏡に関連した偶発症の実態を知ることは,安全かつ効果的な消化器内視鏡診療の遂行に欠かせないものであり,近年の実態についての調査が必要と考えています。発生した偶発症については,調査期間を短く任意設定した前向き調査,ならびに,重症事例調査として,任意に設定した調査期間の 3 年以内に起こった重症事例を後ろ向きに調査し,従来の調査に比してより実態に近い調査を施行し,消化器内視鏡に関連した偶発症の実態を明らかにする事を目的とします。
対象 平成29年4月27日から令和2年4月26日に大阪大学医学部附属病院において消化器内視鏡検査を受けられた患者さんを対象とします。
研究方法 本研究は,令和2年4月20日~26日の1週間に発生した,消化器内視鏡に関連した偶発症(①術者側の事故数,②前処置と感染に関する偶発症発生数,③消化器内視鏡の検査総数および偶発症発生数(生検を含む観察のみ),④内視鏡治療の実施例数および偶発症発生数,⑤腹腔鏡における検査および治療総数と偶発症発生数(外科治療を除く),および,発生した偶発症の詳細についてケースカードに入力し,データを収集します.また,令和2年4月26日から遡って 3 年以内に発生した重症事例についても調査します.
利用する者の範囲 日本消化器内視鏡学会医療安全委員会
試料・情報の管理について
責任を有する者の
氏名または名称
大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学・准教授・飯島 英樹
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すべての個人情報については、法律や倫理指針に基づき、情報保護とプライバシー尊重の原則を遵守いたします。あなたの診療情報は、氏名、住所など個人情報を特定できない形で日本消化器内視鏡学会で集約し,解析の上公表いたしますが,個々人の情報別に示されることはありません.
試料・情報が本研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方が研究参加を拒否される場合は、研究対象から取り除きますので、以下の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。なお、お申し出をいただいた時点で、既に解析が進んでいる場合や論文化されている場合には、研究対象から取り除くことができない場合があることをご了承ください。
本研究に関する
問い合わせ先
機関名:大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学
氏名、職名:准教授・飯島 英樹
住所:大阪府吹田市山田丘2-2
電話:06-6879-3621