大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 炎症性腸疾患における疾患関連遺伝子の発現解析 |
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実施期間 | 2019年1月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学大学院医学系研究科 免疫制御学、大阪大学医学部附属病院 消化器内科、消化器外科 |
主任研究者 | 竹田潔・大阪大学大学院医学系研究科 免疫制御学・教授 |
研究目的 | クローン病や潰瘍性腸疾患に代表される炎症性腸疾患は、患者さんの遺伝子背景および食事成分や腸内細菌などの腸内環境が相まって発症すると考えられていますが、その詳しい原因は殆どわかっていません。また、これまで炎症性腸疾患は欧米諸国で多く認められてきましたが、近年では日本でも患者数が増加の一途を辿り、発症年齢の若年化と並んで大きな社会問題になっています。そこで、本研究では炎症性腸疾患の病変部において、炎症性腸疾患との関連が疑われる遺伝子の発現を検討し、炎症性腸疾患発症のしくみを明らかにすることを目的としています。 |
対象 | 炎症性腸疾患患者: 大阪大学医学部附属病院で診断された患者のうち、インフォームド・コンセントの得られた20歳以上の男女。 大腸癌患者: 大阪大学医学部附属病院で診断された患者のうち、インフォームド・コンセントの得られた20歳以上の男女。 |
研究方法 | 炎症性腸疾患の患者さんから切除した腸管組織の一部を用いて、炎症性腸疾患との関連が疑われる遺伝子の発現を検討することを計画しています。また、大腸がんの患者さんから切除した組織のうち、病変部周囲の正常組織を一部採取し、比較検討いたします。 |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理したうえで研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 飯島 英樹(講師) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


