大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 臍帯血由来血液幹細胞による免疫ヒト化マウスの作成と応用
実施期間 2019年8月31日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学、産婦人科学
主任研究者 竹原 徹郎
研究目的 ウイルス性肝炎の病態の解明や画期的な治療法の開発には、生体内肝細胞における肝炎ウイルスの感染・増殖機能の解析が必要である。本研究課題では免疫不全マウスに臍帯血由来血液幹細胞を投与することにより、マウス免疫システムのヒト化を行う。このマウスに肝炎を誘発し、その際の肝細胞障害や免疫応答などの解析を行うことで、ウイルス性肝疾患の新規治療の基盤となる病態解明を目的としている。
対象 選択基準
大阪大学医学部附属病院で出産を行う患者さんを対象とする。

除外基準
(1) B型慢性肝炎、C型慢性肝炎の患者、HIV感染症の患者さん
(2) その他、研究責任医師または研究分担医師が不適当と判断した患者さん

予定症例数:当院 5例
研究方法 臍帯の娩出後、臍帯より臍帯血を50ml採取する。得られた臍帯血を用いて、各種肝炎ウイルスが感染可能なマウスモデルを作成する。このマウスに肝炎を誘発し、病態を解析する。
プライバシーの
保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 疋田 隼人(助教)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)