大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 肝細胞ヒト化マウスの作成と応用 |
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実施期間 | 2023年8月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学大学院医学系研究科、大阪大学大学院薬学系研究科、医薬基盤研究所 |
主任研究者 | 竹原 徹郎 |
研究目的 | ウイルス性肝炎の病態の解明や画期的な治療法の開発には、生体内肝細胞における肝炎ウイルスの感染・増殖機能の解析が必要である。しかしB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスはマウス肝細胞では感染成立せず、生体内感染実験の研究に適したモデル動物がない。本研究課題では、免疫不全マウスにヒト肝細胞を投与することにより肝細胞ヒト化マウスを作成し、このマウスに各種肝炎ウイルスを感染させ生体内ウイルス増殖機構を解析するとで、ウイルス性肝疾患の新規治療の基盤となる病態解明を目的としている。 |
対象 |
選択基準 過去の診療情報などでC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、HIVウイルスに感染していないことが判明できる、ウイルス性慢性肝疾患に罹患していない胆嚢ポリープ症などの良性疾患などで通院中の患者さんを対象とする。 患者年齢は20歳以上とする。 除外基準 (1) 重症の精神障害を有する患者 (2) その他、研究責任医師または研究分担医師が不適当と判断した患者。 予定症例数:①当院 10例 ②全体(多施設の場合) 10例 |
研究方法 | 患者さんより、通常診療にて行う採血時に増量して5mlの血液を1回採取する。得られた血液を用いて、各種肝炎ウイルスが感染可能なマウスモデルを作成する。 |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 疋田 隼人(助教) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


