大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 ヒトPBMC投与による免疫ヒト化マウスの作成と応用
実施期間 2027年7月31日まで
研究機関 大阪大学 消化器内科学(単施設研究)
主任研究者 竹原 徹郎
研究目的 ウイルス性肝炎の病態の解明や画期的な治療法の開発には、肝細胞・免疫担当細胞・肝炎ウイルスの複雑な相互作用の理解が重要です。本研究課題では健康人より採取したヒト末梢血単核球(PBMC)を用いて、肝炎ウイルスに対する免疫応答を解析することで、ウイルス性肝疾患の新規治療の基盤となる病態解明を目的とします。
対象 ・健康人(ボランティア)を対象とします。(200例)
・年齢は20歳以上とします。(性別は問いません)

(除外基準)
(1) 重症の精神障害を有する方。
(2) 100mlの採血は、ヘモグロビン12g/dl未満の方。
(3) その他、研究責任医師または研究分担医師が不適当と判断した方。例えば、その方の状態などにより採血をする時の安全性が確保できないと考えられる場合など。
研究方法 (1) 大阪大学医学部附属病院に来院して頂き、本研究内容を説明させて頂きます。
同意頂けた方より、0.5mlの血液を採取し、末梢血単核球が本研究使用に適しているか検討します。
(2) 本研究に適した末梢血単核球を有する方に、再度来院して頂き、2ml採血を行い、ヘモグロビンを測定します。
(3) ヘモグロビンが12g/dl以上を確認のうえ、100mlの血液を採取させて頂きます。
(4)PBMCを分離し、肝炎ウイルスに対する免疫応答を解析します。
プライバシーの
保護
本研究では健康人の方の血球を研究対象とします。
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 疋田 隼人(助教)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)