大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 食道ESD/EMRにおける偶発症に関する全国調査に関する研究
実施期間 2024年3月31日まで
研究機関 日本食道学会 
主任研究者 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原徹郎
研究代表者:
日本食道学会 食道ESD偶発症検討部会 部会長
大阪国際がんセンター 消化管内科 石原立
研究目的 本研究は、食道粘膜下層剥離術ESDおよび食道粘膜切除術EMRの偶発症(たまたま生じる不都合な症状)の発生状況とその詳細を調査することにより、わが国の一般診療におけるEMRおよびESDの安全性を評価し、より優れた医療の提供に貢献することを目的とします。
対象 2017年4月1日~2018年3月31日と2021年4月1日~2022年3月31日にESDまたは粘膜切除術EMRを受けられた方となります。
研究方法 ESDとEMR実施中や実施後に発生した偶発症などの情報を、各機関から食道学会へ提供し、食道学会で集計を行います。 本研究では治療(ESDやEMR)の方法、麻酔の方法、食道がんの部位、食道がんの大きさ、切除の大きさ、がんの進行度、食道穿孔(壁に穴があくこと)、食道出血、食道狭窄(食道が細くなること)、治療関連の死亡などの情報を用います。 提供の際には、データから名前やカルテ番号等の個人情報は削除し、カルテ番号の代わりに識別コードを付与します。セキュリティ対策としてパスワード保護した入力フォームを日本食道学会事務局に送ります。研究結果は、日本食道学会の年報として報告する他、学術集会や学術論文として発表します。その場合も、患者さん個人を特定できる情報は出しません。また、本研究のデータは本研究終了後5年間、適切に保管します。
利用する者の範囲 本研究の情報は各機関の研究者から、食道学会に送られ食道ESD偶発症検討部会で利用します。食道ESD偶発症検討部会以外で利用することはありません。
試料・情報の管理について責任を有する者の氏名または名称 大阪大学消化器内科学 林義人(講師)
プライバシーの
保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 林義人(講師)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)