大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | ヘリコバクターピロリ菌未感染胃癌におけるマイコプラズマ感染の検討 |
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実施期間 | 2018年3月31日まで |
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研究機関 |
大阪大学 消化器内科学 大阪大学 微生物研究所 愛知県がんセンター研究所 |
主任研究者 | 竹原 徹郎(大阪大学消化器内科学・教授) |
研究目的 | ピロリ未感染胃癌には未分化型胃癌や胃底腺型胃癌、食道胃接合部癌などが代表的ですが、その発生、増殖機序に関しては不明です。最近、マイコプラズマの細胞膜上に発現するMp37蛋白がEGFRを介して癌の増殖に関与することが様々な癌で報告されています。本研究では、ピロリ菌未感染胃癌の増殖に関してマイコプラズマ感染が関与しているかを明らかにすることを目的としています。 |
対象 | 2010年1月から2016年8月までの間に当院で内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行った早期胃癌の内、ピロリ菌感染の有無が診断されている症例です。 |
研究方法 | 大阪大学医学部附属病院の電子カルテより、IDや生年月日など個人を特定できる項目を除いて収集します。対象病変の内、ピロリ未感染を確認できた胃癌症例と、ピロリ感染胃癌症例を比較検討します。具体的には切除した病変の病理標本を免疫組織学的に評価し、さらにDNAを抽出しPCR法にて増幅し遺伝子量を評価します。ピロリ菌未感染胃癌と既感染胃癌の間で、マイコプラズマ感染陽性率を比較検討します。 |
利用する者の範囲 | 大阪大学消化器内科において、大阪大学医学部附属病院のデータを利用、解析します。また試料は大阪大学 微生物研究所や愛知県がんセンター研究所にも提供し、解析します。 |
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称 |
大阪大学消化器内科学 林 義人(助教) |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ご自身のデータを使ってほしくないとお考えの場合は、2017年8月31日までに下記にご連絡ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 林 義人(助教) 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


